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口の中の病態(口内炎・舌痛症など)

口の中は、外に出ている皮膚にくらべて敏感な粘膜で出来ている部分が多くあります。痛みなどがありましたら、当院にご相談ください。

口の中の病気

口内炎

口内炎は、頬の内側・舌・歯ぐきなどの粘膜に生じる炎症です。ただれや潰瘍、白く変色するなどの病変が出現します。
粘膜を噛んだ後や固いものを食べた後に生じることもあります。また、ウイルスなどの感染症や膠原病・免疫疾患など全身疾患の一つとして発生することもあり、原因は多岐に及びます。
原因や症状によって、治療法が異なりますので、まずは当院にご相談ください。

舌痛症

舌に慢性的な痛みやしびれが生じる病気です。見た目は通常と変わらないことが多く、痛む箇所が変わったりします。原因はわからないことが多いですが、症状を緩和するための薬物治療をおこなうことが一般的です。

味覚障害

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じにくくなったりすることです。
何も食べていないのに塩味や苦味を感じたり、何を食べても美味しく感じられないといいった味覚異常も味覚障害のひとつです。

味覚障害の原因は多岐にわたりますが、主なものには①偏った食生活による亜鉛不足、②高齢による味覚自体の減退、③鼻づまりなど嗅覚障害による味覚の低下、④舌表面の粘膜の異常、⑤薬の副作用やがんの治療、⑥味を感じる神経の障害、などが挙げられます。
近年、味覚障害患者が増加していると言われていますが、食生活の変化による亜鉛不足が増えたためと考えられています。体内の亜鉛が不足すると、味蕾(味を感じる舌の表面の器官)の新陳代謝が十分に行われなくなって味覚障害が生じます。

亜鉛の欠乏の際には亜鉛製剤の内服をおこないますが、積極的に亜鉛を多く含む食品を摂取することも大切です。

亜鉛を多く含む食品には、牡蠣(かき)、カニやロブスターなどの魚介類、赤身の肉、鶏肉、豆類やナッツ類、全粒穀類、チーズや脱脂粉乳などの乳製品などがあります。特に牡蠣には多くの亜鉛が含まれていると言われています。
他に味覚障害の原因となる疾患がある場合は、その病気の治療を行います。
例えば、鼻づまりによる嗅覚障害を伴う例では、鼻づまりの治療によって味覚の減退も改善します。
2020年、新型コロナウイルス感染症に嗅覚・味覚障害が伴なう事が注目されました。しかし、味覚障害の原因はこのように多岐にわたり、決して新型コロナウイルス感染症特有の症状ではありません。その事を念頭に置いておく必要があると思われます。

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